エンドポイントコラム Vol.1
「昨今導入が急激に加速しているテレワーク。実現するのに必要なエンドポイントセキュリティ」
皆様、はじめまして。PSCでエンドポイント(デバイス)事業を担当している青木と申します。
お客様に実際にユーザが使われるデバイスを提供しているベンダーの立場から、出来る限り定期的に情報を発信していきたいと思います。
2018年6月29日に成立した働き方改革法案。2019年4月1日から適用開始となりました。
働き方改革の導入で、約3割の企業がテレワークを導入していると言われていますが、
裏を返せば、約7割は導入出来ていないことになります。
導入出来ていない企業では、「セキュリティ」対策に頭を抱える企業も多いのではないでしょうか。
エンドポイント(端末)の観点からテレワークで挙げられるリスクとしては、
・自宅の対策が十分でないネットワーク環境(直接インターネットへ接続)
・公共の場所でのWi-Fi接続
・データが入っているデバイス(PC/タブレット/スマホ)の持ち歩き
・なりすましログイン
など、上記はほんの一部ですが、様々なリスクが存在します。
そこでPSCが推進するセキュリティ対策として、
・ネットワーク接続時はVPN(バーチャル プライベート ネットワーク)を用いる
・端末のデータを暗号化するソリューション、または仮想環境(VDI)の利用
・多要素認証(ID/PW以外に生体認証など)を用いる
最低限、上記を施した端末でないと持ち運びする上では懸念が残ると考えます。
これらの持ち運びできる端末の環境整備と同時にユーザと端末がどう紐づいているかを正確に把握し、端末のOSのビルドやセキュリティパッチの適用状況、アンチウィルスソフトのバージョン情報など、IT資産管理を推進していくことで、さらなるセキュリティレベルの向上が期待できると言えます。
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2020年3月30日
ITマネジメント事業部
執行役員 青木勇