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【IT×金融】今話題の「Fintech(フィンテック)」。注目される理由、最新技術、今後の動向に注目!

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前回のフードテックに続き、X-Tech第2弾。

皆さんは仮想通貨・NFT、AI投資、クラウド家計簿といった言葉を聞いたことはありませんでしょうか。
ちなみに上の画像も仮想通貨の一例ですが、何個分かりますか?

今回は、金融関連のサービスで使われる「Fintech(フィンテック)」について、紹介します。

フィンテックとは何か?

スクリーンショット 2022-03-31 0.22.13.png参照:【最新2019年/カオスマップ】日本の最先端FinTech(フィンテック)企業50選

フィンテックとは、金融を意味する「Finance(ファイナンス)」と技術を意味する「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語で、金融と最先端のIT技術を駆使したサービスを指します。
スマホ決済や仮想通貨などがその一例で、利用者目線で「安い早い便利」などに変えていく動きともいえるでしょう。

そんなフィンテックの起源は、1998年米国で設立・事業化されたインターネット決済サービス「ペイパル(PayPal)」にあると言われていますが、本格的に私たちの暮らしに浸透し始めたのは、2000年代後半のスマートフォン普及が大きな要因とされています。

ここで注意点!

既存の「金融」機関がIT技術を使いはじめることは「FinTech」とは言いません。
それは「FinTech」ではなく「金融機関のIT活用」です。

現在注目されている「FinTech」は、逆に「IT企業が金融分野においてサービスを展開」すること。
主体が独立したIT企業だからこそ、各金融機関の壁を取り払い、横断的なお金にまつわる体験をユーザーに提供できます。

フィンテックが注目される理由

ここではフィンテックが注目されるようになったきっかけとなる時代背景を3つ紹介します。

①リーマンショック

2008年アメリカではリーマンショックが起き、多くの金融機関が倒産に陥りました。
日本も金融被害を受け、株価の暴落などが起きたことはご存じかと思います。

リーマンショックで被害を受けた銀行が融資の引き締めを行ったことにより、市民や中小企業の間には銀行の代替サービスのへの期待感につながったのではないかと考えられています。
さらに金融機関の一部で大規模な解雇が発生し、流出した人材の一部がIT企業に流入したことでICTを活用した新しい金融サービスの開発が加速した一面もあったようです。

②テクノロジーの進歩

冒頭にも軽く触れましたが、2007年のiPhone発売以降に訪れたスマートフォンの爆発的な普及によって、多くの人々がインターネットに繋がった高性能コンピューターを持つという社会的状況を実現することができました。

これにより、それまで金融サービスの提供に不可欠だったATMや支店窓口などの高コストかつ物理的な大規模ネットワークを介さず利用できる金融商品やサービスが入り込む余地が増え、小規模な新興企業を含む数々のIT企業が参入できるようになりました。

③ミレニアル世代の台頭

2025年には全世界の労働人口の75%を占めるようになるとも言われる「ミレニアル世代(1980年代から2000年代に生まれた世代)」が成人し、金融サービスを利用するだけでなく、それらのサービスを作る側になりつつ...。
彼らの多くは早いうちからスマートフォンを使いこなし、電話や対面での直接的コミュニケーションを求めず、Webやアプリ上で完結する体験を好む傾向にある為、フィンテックとの親和性が高いと考えられています。

最新テクノロジーをご紹介!

代表的なテクノロジーとして、ブロックチェーン、生体認証、IoT(Internet of Things)、人工知能(AI)、API(Application Programming Interface)などが挙げられます。

その中からブロックチェーン、APIの2つをピックアップして紹介します。

①ブロックチェーン

ブロックチェーンは経時的な取引履歴を一次元的に暗号化し、正確な取引履歴を維持する技術です。
データの破壊・改ざんが極めて難しく、障害によってシステムが停止するリスクが低いという特徴があります。

また中央管理システムではなく分散的に管理するシステムの為、ネットワークに接続している端末同士でデータの共有が可能です。したがって中央サーバーが不要になる為、従来のデータベース型のシステムと比べて大幅なコスト削減もできます。

②API(Application Programming Interface)

端末内やインターネット上の内部アプリケーションソフトと、外部のアプリケーションソフトを連携させるシステムのことです。

Googleアカウントを利用して、Google以外のアプリにログインできる機能がその一例です。
アプリとアプリを繋げることで、機能性の拡張や高い利便性を実現し、双方のアプリの相乗効果をもたらします

また、APIで組み込むことができるプログラムがある場合、ソフトウェアを1から開発する必要がない為、業務の効率化や経費の削減が可能となります。

今後どうなっていくのか...

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市場規模

フィンテック業界の世界の市場規模は2019年の1112億4050万米ドルから、2023年には1580億1430万米ドルに達し、CAGR9.2%で成長すると予測されています。また2025年には1918億4420万米ドル、2030年には3253億1180万米ドルに達すると予測されています。

この急速な成長の要因はインターネットの普及を始め、世界的な投資額の増加や資金調達が主な理由です。珍しく日本国内でも新興のフィンテック企業への投資が活発に行われており、多額の資金調達を行うケースも見られます。

若者を筆頭にキャッシュレス決済が定着してきたこともフィンテック企業への投資を活発にする要因となっています。

今後の動向

今後はデジタル決済の需要の高まり、ブロックチェーン技術への投資の増加、電子商取引の急激な成長などが市場を牽引すると予想されます。消費者データのセキュリティに関する懸念は、今後の課題となっています。

現在「クラウドファンディングサービス」やソーシャルレンディングの分野でのみ、資金調達が認められています。理由は実際の融資や預金などの業務を本格導入するには銀行法の改正や規制緩和が必要になるからです。

今後、海外での成功例にならい、日本企業は法整備を求め、政府が改正していくことで日本の金融制度は大きく変わっていくでしょう。

また今まで停滞していた経済活動の反動も見られ、2022年は金融テクノロジーにおいて新たな動きが予測されています。新たな決済サービスの登場、セキュリティサービスの向上などフィンテックによって、より豊かで便利な生活になっていくでしょう。今後も「フィンテック」には注目です!

参考
フィンテック(FinTech)とは?関連する日本企業や気になる今後、活用分野について解説
ここらで世界一わかりやすく「FinTechとは何か」を説明しよう。
フィンテック企業とは?市場規模と将来性について解説
フィンテックって何?注目されている理由や具体例・フィンテックの今後を徹底解説!


2022年3月11日
ITマネジメント事業部 矢島 大樹

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