Windows11がリリースされてから早2年、初の大型アップデート「Windows 11 2022 Update（Windows 11 バージョン22H2）」がリリースされてから半年以上が経過しました。
【Windows11】ついに初の大型アップデート「2022 Update」がリリース開始！追加された新機能を紹介

　常にアップデートが繰り返されているWindows11において、最新版ではAIで強化された新しいBingをタスクバー上で使用できるようになりました。
『Windows PC の幅広さと使いやすさを一層強化し、入力可能な Windows 検索ボックスとAI で強化された新しい Bing の驚異的機能をタスクバー上で実現し、Windows で必要な検索を一箇所でわかりやすく行えるようにしました。（中略）まもなく、何億人もの Windows 11 ユーザーが、この驚異的な新テクノロジにアクセスし、Windows のタスクバーから検索、チャット、質問、コンテンツ生成を行えるようになります。』
　参考：Windows 11 のメジャーアップデートにより AI を搭載した新 Bing へのタスクバーからのアクセスを実現、日々の作業がより快適に

◆新しいBingとは
　AI搭載のBingは、2023年2月7日に発表され、検索、ブラウジング、チャットがひとまとめになっていることが特徴です。また、検索専用にカスタマイズされた新しい次世代 OpenAI 大規模言語モデルを搭載しており、より関連性の高い検索結果や完全な回答を提供します。
　参考：AI を搭載した新たな Microsoft Bing と Edge が検索を再発明 ― ウェブの副操縦士

　AI搭載のBingで可能なことは日々変化しており、様々ありますがそのAI搭載Bingに「新しいBingは何ができるの？」と聞いてみたところ以下を回答してくれました。
　① 要約を見る：検索したウェブページや文書の要約を表示して、内容を素早く把握できます。
　② 文章を書く：文章の書き出しや続きをAIが提案してくれます。また、文章の校正や改善ができます。
　③ 特定の情報を把握する：スポーツの試合のスコア、株価、天気などのシンプルな検索に対して、より関連性の高い検索結果を提供します。
　④ 大ざっぱな質問をする：「今日は何を食べようか？」や「今日は何をしようか？」などの質問に対して、AIがおすすめやアドバイスを提供します。

　実際に、以下の話題で使用してみました！

10秒程度待機するとすらすらと回答を始めてくれました。
筆者のお気に入りポイントは2点です。

（１）次の話題を提供してくれる
　検索結果から次の検索、またその検索結果から次の検索…。最適なWebページにたどり着くのに、検索①→Webページ①→Webページ②→検索②→Webページ③…とWebページと検索を行ったり来たりすることが当たり前でした。しかし、それらがチャットだけで済んでいます！！加えて、何をもっと知りたいのか自身で考える前に参考になる質問を考えてくれています。至れり尽くせりですね。

（２）参考になるWebページにすぐ飛べる
　回答にカーソルを合わせることで参考Webページが紹介されます。クリックすることでそのままWebページに飛ぶことが可能です。さらに詳しく内容を知りたい時、回答の信憑性が不安な時に非常に便利ですね。また、Webページに飛べるのは、ChatGPTとは異なる点でもあり、Bingの強みであると思いました。

　これらは、できること①要約機能に当てはまりそうです。
　また、「Webページを要約して」とお願いして、その後WebページのURLを打ちこむだけでWebページの内容を要約してくれました。非常に時短になりますね！

　Bingだけであれば、Windows10であってもEdgeから使用可能です。先日からMicrosoftアカウントなしでも1日5回までであれば使用可能になりました。是非、一度使用してみてはいかがでしょうか。
　参考：マイクロソフト、BingのAI機能を非ログインユーザーにも開放

　Windows11では上記のBingがタスクバーにあることで、容易な操作と会話のもと、業務の効率化と新しいアイデアがもたらされることを筆者は期待しています。Windows11にアップグレードできる方は、お早めにアップグレードすることをおすすめします。
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2023年5月25日
ITマネジメント事業部　藤屋 桃子　嶺倉 遼平