Windows11 23H2の新機能について
今回は、2023年11月1日に発表されたWindows 11の最新アップデート、23H2の新機能について紹介したいと思います。
23H2の新機能の大部分は22H2のプレビューとしてすでに搭載されており、23H2へのアップデートで搭載済みの機能が有効化される形となります。この記事では、23H2へのアップデートで有効化された機能を紹介します。これらを「23H2の新機能」と呼びます。
様々な新機能がありますが、その中から個人的に注目している3つの機能を紹介していきます。
Copilot in Windows
Copilot in WindowsはChatGPTなどの大規模な自然言語処理の技術を利用したAIアシスタントです。
チャットや画像生成といった機能の他に、会話文でWindowsを操作する機能が搭載されています。
例えばCopilotに「天気予報」と入力すれば、天気予報のアプリを起動するかどうか選択肢が表示され、「はい」を選ぶことで実際にアプリを起動させることができます。
これは自然言語でWindowsを操作できるという新機能ですが、現状ではアプリ内の操作などの詳細な指示には対応できないようです。今後のアップデートによって更なる機能が追加されることを期待しています。
Snipping Tool
Snipping Toolは、Windows OSで長年利用されてきたスクリーンショットツールですが、23H2ではOCR機能が新たに追加されました。OCRとは、Optical Character Recognitionの略で、画像から文字を読み取る技術のことです。
Snipping Toolでは、スクリーンショットした画像に含まれる文字を自動的にコピーできるようになりました。
Windowsの標準でOCRが利用できることになったので、これまでOCRを利用したことがない方もこの機会に利用してみてはいかがでしょうか。
Dev Home
Dev Home は、Windows で開発者の作業をサポートする新しいコントロール センターです。新しいPCの開発環境の構築をサポートしたり、Dev Home内のダッシュボードにデバイスのリソース使用状況が分かるウィジェットを追加したりといった機能を持っています。
また仮想ハードディスクやDev Driveという開発向けのドライブの作成をDev Home上で実施する機能など、開発者向けの機能が多く搭載されています。
今回のアップデートではCopilot in WindowsやSnipping Toolなど様々な職種で有効利用できそうな機能や、 Dev Homeのように開発者に向けた新機能も追加されました。皆さんも23H2の新しい機能を試してみてはいかがでしょうか。
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◆参考サイト↓
・Windows の Copilot へようこそ
・Windows 開発者向けの Dev Home
◆前回の記事はこちら↓
・BBQ大会開催!!
2023年12月4日
ITマネジメント事業部 田中 恭平