クラウドの賢い使い方:コストは「見える化」と小さな改善から

クラウドとは何?
クラウドとは、インターネットを通じてサーバーやストレージ、ソフトウェアなどを必要な時に必要な分だけ利用できる仕組みのことです。
クラウドは「クラウドコンピューティング」とも呼ばれます。従来は企業や個人が自分でサーバーやソフトを購入・設置して運用する「オンプレミス」が一般的でした。
しかしクラウドでは、クラウドベンダーが用意した環境をインターネット経由で借りて使うため、自分で設備を持たなくても利用できるのが特徴です。

クラウドの便利さと課題
クラウドサービスは、今や企業活動に欠かせない存在となっています。ファイル共有や業務アプリの利用など、
日常業務の多くがクラウドを通じて行われています。
しかし、その便利さの裏側で「気づかないうちにコストが膨らんでいた」という声も少なくありません。
クラウドの利用は簡単に始められる分、管理を怠ると無駄が積み重なりやすいのです。
クラウドの無駄は、ストレージだけではありません。例えば、業務アプリのライセンスを必要以上に契約しているケースがあります。
新しい部署やプロジェクトが立ち上がるときにまとめてライセンスを購入し、
その後人員が減っても契約数を見直さないまま残ってしまい結果として、使われていないアカウントに毎月費用が発生しています。
こうした“余分なライセンス”は、利用状況を定期的に確認しない限り気づけません。
誰が実際にログインしているのか、どの機能が使われているのかを可視化するだけで、不要な契約を整理でき、コスト削減につながります。
まずは「使っていないもの」を洗い出すことが、改善の第一歩になります。
クラウドを賢く活用するには
改善の方法はシンプルです。「止める」「まとめる」「人が使いやすい動線に作り直す」。
この3つを繰り返すだけで、無理なくコストを抑えられます。
大きな改革を一度に進めるよりも、小さな削減を毎月積み重ねる方が、社内の負担も少なく効果も長続きします。
クラウドのコスト管理は、厳しく締め付けることではなく、社員が迷わず使える環境を整えることの延長線上にあります。
見える化と小さな改善を続けることで、企業は安心してクラウドを活用でき、働きやすさも向上します。
クラウドは単なる費用ではなく、未来の働き方を支える基盤。その基盤を健全に保つことこそ、IT活用の本質だと言えるでしょう。
弊社では、お客様の社内IT資産に関して総合的なマネジメントを行っております。またIハードウェアだけでなくソフトウェアの管理まで一括で行えます。
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2025年12月25日
ITマネジメント事業部
千葉真依 若海結唯