誰でも神絵が1分で作れる!?これは今すぐ試すべき! ~AI画像生成サービス「midjourney」を使ってみた~
今SNSで話題の「Midjourney」をご存じでしょうか。
上の画像は、私が「静寂な森の中の図書館(Library in a quiet forest)」と描くよう指示した画像です。
今回はこの画期的なサービス「Midjourney」の説明や使い方を紹介します!
Midjorneyってどんなサービス?
Midjourney(ミッドジャーニー)とは、NASA(アメリカ航空宇宙局)の技術者 デイビット・ホルツ氏が代表を務めるAI研究チームが開発した画像生成AIです。
コマンドを使って生成したい画像の内容を英語で指示すると、AIが1分前後でお題に沿った画像を出力するという仕組みになっています。
生成した画像の権利はユーザーに帰属しますが、規約上はMidjourneyチームや他のユーザーが生成画像を取得し、加工、公開ができます。
現在(8月22日時点)はベータ版を公開していて、無料で約25回まで画像生成のテストができます。
※注意点※
なぜ約25回なのかというと、Midjourneyで画像を生成した際に消費されるのは「回数」ではなく「時間」です。
Midjourneyは1枚当たり、およそ1分ほどで作品が完成します。これはあくまで目安です。
つまり、1枚生成するのに1分かかった場合、25枚の作品が作れるということで、無料利用では約25回分利用できるといわれてます。
有料版はBasicプラン($10/月)、Standardプラン($30/月)、Corporateプラン($600/年)の3種類が用意されています。
※年間総収益が100万ドル以上の企業が事業の為に利用する場合、Corporateプランに加入しなければなりません。
詳しくは、Midjourneyのライセンスおよびサブスクリプションをご確認ください。
公式サイト:https://midjourney.gitbook.io/docs/billing
Midjourneyの使い方
では、順番に見ていきましょう。
Discordに登録する
画像の生成には、コラボレーションツール「Discord」を使います。
DiscordはPCやスマホ用の専用アプリがあり、ブラウザ上でも利用できます。
※もしアカウントがない場合は、公式サイトからアカウント登録を行いましょう。
公式サイト:https://discord.com/
Midjourneyから招待を受ける
公式サイト:https://www.midjourney.com/home/
Midjourneyの公式サイトに行くと、上記の画面が表示されます。
左下の「join the beta」をクリックし、次に「招待を受ける」をクリックしましょう。
すると、Discordがブラウザ上で起動できます。
Midjourneyサーバーにはいくつかのチャットルームがありますが、左カラムにある「NEWCOMER ROOMS」の中の「newbies-○○」(○○は数字)を1つ選択してください。
これで準備万端ですね。
画像生成の指示をする
画像の生成は英語で指示します。
まずDiscord画面の下部のメッセージ入力欄に「/imagine」と入力し、Enterキーを押すと、promptが表示されます。
そのpromptの中に描いてほしい内容を英語で入力し、Enterキーを押します。
引用:基本構造について
https://midjourney.gitbook.io/docs/imagine-parameters
Enterキーを押すことで、画像の生成が始まります。
1つの指示に対して、4パターンの画像が作成されます。
完成すると作品が下の方に流れているので、スクロールして探してみましょう。
ただ多くのユーザーがいるので、見つけられないことがほとんど...。
そんな時は、右上の受信ボックスを見てみましょう。
自分宛のメッセージの右上の「ジャンプ」をクリックすることで完成した画像を確認できます。
1分後...
完成した4つの画像と9個のボタンが表示されました。
それぞれ説明をしましょう。
1~4の数字はそれぞれ4枚の画像を示す番号で、左上が1,右上が2,左下が3、右下が4に当たります。
・U1~4:指定した画像を高解像度で作成できます。
・V1~4:指定した画像と似てる画像を作成しなおす。
・更新ボタン:もう一度、新しく4枚の画像を作成しなおす。
つまり...
・4枚とも気に入らない場合は、更新ボタン
・もう少しブラッシュアップしたい場合は、Vボタン
・気に入った画像があれば、Uボタンで完成
残状況が気になったら、「/info」+Enterキー2回で確認できます。
使ってみて...
英語のニュアンスによって、作成される画像が違うのが面白いです。
さらに神絵と呼ばれる画像を作成しようと英文を試行錯誤するのも、とても面白いと感じました。
試しに漢字で「画竜点睛」と入力してみたところ、どこか中国風な画像が作成されました。
これはこれで綺麗だと思いますが、想像と違う。
次に「sky,blue,Tokyo,future,11 warriors of Light」とただ単語を入力してみました。
この画像も想像と違いますが、これはこれでいい画像だなと思います。
※「11」というワードがどこか行ってしまったような...
このサービスでは、誰もが簡単に無料でクオリティの高い画像が作成できます。
あまりにもクオリティの高い画像が作成されるので、プロのイラストレーターと区別ができません。
プロのイラストレーターからしたら、「Midjourney」というAIは脅威に感じるでしょう。
前述したように、画像の著作権は利用者にあり、有料版なら商用利用も可能になります。
今はクライアントから仕事をもらっていますが、いずれクライアント自らがこのツールを使い始め、徐々にイラストレーターとしての仕事は少なくなるのではと危惧しています。
参考
・Midjourney:Quick Start Guide
・Midjourneyをdiscordでの使い方は?商用利用や課金方法も紹介!
・AIが画像生成!?Midjourneyの使い方、商用利用条件などを解説します
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2022年8月22日
ITマネジメント事業部 矢島 大樹