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【注目ITトレンド】エッジコンピューティング

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皆様、「エッジコンピューティング」という単語に聞き覚えはありますでしょうか?IT関連の産業に携わる人にとって、一度は聞いたことがあるかと思います。
今回はこのエッジコンピューティングについて、メリットや重要性をまとめました。
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1.エッジコンピューティングとは?

そもそもエッジコンピューティングって何?という方もいらっしゃるでしょう。
エッジコンピューティングとは、利用者側の端末やその近くに設置するサーバーなど、ネットワークの周縁(エッジ)部分でデータを処理するコンピューティング手法です。
分散配置型のコンピューティングモデルともいわれており、データ加工や分析など一部の処理をネットワーク末端の端末・サーバで行います。
この「エッジでの処理」がデータを一か所に集めて処理する従来型のクラウドサービスとの大きな違いです。

2.メリット

エッジコンピューティングには導入する利点が数多くありますが、今回は大きく2つご紹介します。

a.レスポンスの高速化
従来のクラウドサービスでは、一度に使うユーザーが増えれば増えるほど、レスポンス速度が低下してしまい、時にはパンクしてしまうこともあります。

しかし、端末側でデータ処理を行うことで、不要な通信を避けることができ、通信遅延やネットワーク負荷低減を図ることができます。
ユーザーに対する反応速度が早くなりますので、5Gの実装とともに、自動運転や遠隔医療等リアルタイム性が特に重視される場での利活用が期待されています。

b.セキュリティリスクの軽減
クラウドサービスでは、使用端末のデータをすべてクラウドにアップすることが多いため、格納先のクラウドをクラッキングされると情報漏洩サイバーテロ攻撃がリスクとなります。

エッジコンピューティングでは、外部ネットワークを介さず、エッジサーバでデータ処理を行うため、クラウドに送信するデータを必要最小限度に絞り込むことができ、情報流出のリスクを最小限化することができます。
機密性の高いデータをエッジに、そうでないデータをクラウドに格納するなど、重要度の軽重で使い分けすることもできます。


3.これからの重要性

PCの利用は年々減少傾向にありますが、タブレットやスマホをはじめとしたネットワーク端末は増加の一途をたどっています。
デバイスをより快適に利用するためには、セキュリティや通信速度も担保していく必要があります。
その点で、エッジコンピューティングはセキュリティ対策を構えながら低遅延性・サーバ負荷軽減を図ることができます。
まさにこのDX時代にうってつけなソリューションなのではないでしょうか。

しかし便利な一方、様々な場所で多様な端末を展開することで、運用管理の煩雑化や管理工数の増加を招く恐れもあります。
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参考サイト
【解説】エッジコンピューティングとは?初心者編
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エッジコンピューティングとは?IoTの活用事例も解説

2022年12月8日
ITマネジメント事業部 輿石 裕希

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