日々進化を遂げているAI。スマートフォンなどの端末にも搭載される例が増加しつつあります。
そうした中、MicrosoftはAI のために設計された新しいカテゴリーの Windows PC である Copilot+ PC （コパイロットプラス ピーシー）を発表しました。
　・参考サイト：https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/05/21/240521-introducing-copilot-pcs/

「WindowsPCのキーボードに新たに「Copilotキー」が誕生！？」の記事にて紹介したとおり、今年の1月にMicrosoft執行副社長兼最高マーケティング責任者のYusuf Mehdi氏は「2024年はAI PCの年となるだろう。」と述べていました。この「Copilot+ PC」の誕生で、AI PCの年が実現されていくこととなるでしょう。

そもそも「Copilot+ PC」は、従来のPCと何が違うのかと疑問に思う方も多いと思います｡

「Copilot+ PC」の最大の特徴としては、毎秒 40 兆回以上にも及ぶ高速演算処理 （TOPS） を実行する超高速ニューラル プロセッシング ユニット （NPU）を搭載していることです。このNPUの搭載により、クラウド上ではなくPC上でAI機能を利用できるようになります。

追加される機能は多数ありますが、本記事では2つご紹介します。

　①Recall 機能

Recall=思い出すという意味のとおり、「PC 上で見たことがあるはずのものを再度見つける」機能です。PCで閲覧したウェブサイトや何かのファイルで見た情報など、以前にPC上で見たことや行ったことを検索できます。これにより、保存先がわからなくなったファイルが発生した時や参照したウェブサイトがわからなくなった時の手助けになり、より効率的な作業の実現が期待できます。

　②Cocreator

Cocreator（コクリエイター）は手書きの画像と文字によるプロンプトを組み合わせて、新しいイメージを生成できる機能です。画像生成AIを活用して、抽象的なイメージや文字から鮮明な画像を生成することができます。ユーザーのスキルに関係なくアイデアを表現できるため、さらにクリエイティブな作業の実現が期待できます。

以上2つの機能の他にも、新しい機能が追加された「Copilot+ PC」は各大手メーカーから発表されています。興味のある方は、実際に使用してみてはいかがでしょうか。

Microsoft 「Copilot+ PC」　ページ↓
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/copilot-plus-pcs?r=1#shop

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2024年7月30日
ITマネジメント事業部　藤屋 桃子　加藤 丈照